21年4月期の企業デフォルト(債務不履行)率
は、前月とほぼ横ばい



RDB(日本リスクデータバンク)が公表している
デフォルト率によると、4月は前月対比0.01%減です。
 http://www.riskdatabank.co.jp/file/200904Rep_RDBEDR_pub.pdf

19ヶ月ぶりの低下となっています。

ただ、全体平均 3.36%は、前年同時期の 2.76%を
大きく上回っていますから、まだまだ高い水準ですね。

デフォルト率が高いということは、企業の倒産確率が
高いということも言えますから、景気判断にもなり得ます。

業種別のデフォルト率で注目されるのは、建設業が前月比
マイナス 0.06%と低下しています。


建設業の倒産ラッシュも一段落する傾向かもしれません。

また、反対に製造業が、プラス 0.04%となっています。

製造業の需要の悪化は、まだ、回復の兆しは見えて
いないようですね。

今後のBKの融資姿勢が気がかりですね。

建設業は、一旦低下したものの、まだまだ、デフォルト率は
他業種に比べて高い水準にあります。

BKの融資姿勢は引き続き、消極的でしょう。

気になるのは、製造業です。他の業種に比べて
デフォルト率は低いですが、今後、徐々に
上がってくる可能性があります。

巷でも、老舗製造業の倒産をよく目にします。

BKの融資姿勢が消極的になれば、さらに倒産が
増加します。


企業が倒産する直接的な原因は、資金繰りの悪化です。

根本的な問題(利益を出すこと)も、当然行なって
いかなければなりませんが、資金繰り対策も必要です。

また、金が無い状態で、利益向上施策を取るよりも
金がある状態で行なう方が、成功確率も高いでしょう。

BKの中小企業への融資は、決算書の内容が8割です。

これを、必ず、頭において置いてください。

経営者なら、次の決算の見通しは付くはずです。

決算書の内容を良くするための施策を取るのは
もちろん、悪化が避けられないのであれば

今のうちに、資金調達しておくべきです。


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融資取引銀行を増やすことで
無担保融資を増やす



成長途上の中小企業は、資金調達の必要性が
高い。

しかし、老舗企業と違って担保となる不動産や
個人資産なども少ないことから、どうしても
無担保融資になります。

無担保での融資となると、保証協会付融資もしくは
日本政策金融公庫での融資でなければ、1年以内の
短期資金になる場合が多い。

しかも、いっぺんに、1銀行から多額の資金調達
となると、大変困難です。


例えば、5千万円の運転資金を、無担保、かつ、
プロパー(保証協会なしの融資)融資を受けたい場合

現実、1銀行で融資は困難な場合があります。

このような場合でも、3行に分散すれば可能な場合が
あります。


もちろん、5千万が必要な根拠を明確に示し、その返済
原資も示せることができれば、可能かもしれません。

決算書の内容や取引実績、売上規模などによっても
銀行の判断は違ってきます。

ただ、銀行員は冒険家ではないから、そうそう簡単に
リスクを取ってはくれません。

また、成長企業の社長は忙しく、銀行に綿密な説明資料など
つくっているひまはないのが現実です。

ビジネスの内容によっては、明確に、5千万円が必要な
訳ではないが、タイムリーなビジネスチャンスを逃さない
ために、余裕資金を持っておきたいということもあります。

成長途上の若い企業は、信用力もまだ弱いため
信用取引も思うようにはできないでしょう。

融資取引銀行が多ければ、資金調達の多様性を図り
リスク回避にもなります。


銀行の事情によって貸せないこともあるからです。

担保を要求されたり、保証協会付融資を勧められたり
することもあります。

しかし、他の銀行ならプロパー融資で出せるというような
ケースもあるのです。


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銀行の事情によって中小企業への
融資姿勢は違ってきます



資金調達の必要性の高い成長途上の中小企業は
どの銀行と付き合っていくかは、重要なことです。

特に、不動産などの担保となる資産がなく、業績だけで
融資を受けている企業は、銀行の事情で融資を制限
されれば、成長速度を弱めることにもなり得ます。

銀行の事情によって、同じ企業でも、融資姿勢は
違ってくるのです。


企業の決算書を持参して、付き合いのない銀行数行に
事前審査をしてもらえば、融資姿勢の違いが分かります。

当然、企業としては、自社に対して積極的な融資姿勢の
銀行と付き合って行きたいものですね。


この時期ですと、21年3月期の各銀行の決算書を
ホームページで見ることができます。

銀行の決算書でまず、注目するのは、「自己資本比率」
と「不良債権比率」です。


「自己資本比率」は高いほど良く、「不良債権比率」は
低いほど良いのです。

次に注目してほしいのは、「業種別貸出状況」です。

これを見て、不況業種への貸出比率が高いかどうかを
チェックします。

不況業種への貸出比率が高い銀行は、融資姿勢が
消極的になる確率が高いということです。

各銀行のホームページの「決算説明資料」が、上記の指標
を見やすいですね。


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