小さい生き方 15

 2018-03-28
高松国際ピアノコンクール本選を聴きに行った。本
選は選び抜かれた5人のファイナリストが演奏し、
優勝者が決定される。5人の顔ぶれはロシア男性、
ルーマニア女性、韓国男性、そして日本人女性二人
だ。本選、第1番に演奏したのは、23歳のロシア男
性、スラットしたハンサムで若さが溢れていてカッ
コいい。ピアノとクラシックの雰囲気にとても印象
がマッチする。2番目は27歳日本人女性、わたし的
に、日本人はクラシックの雰囲気に合わない気して
いる。けれど日本人女性の笑顔は、世界最高ではな
いかと思う。その笑顔が審査に影響するのかどうか
は分からないが。3番目は27歳ルーマニア女性、同
じ年齢でもやはり、白人女性は大人のムードがあっ
て、安心感を感じる。ピアノを仕事の道具のように
軽やかに扱っているように見える。4番目は20歳日
本人女性、同じく最高の笑顔だ。その可愛らしさと
演奏の迫力とのギャップが魅力的だった。最後5番
目は21歳韓国人男性、日本人同様、クラシックの雰
囲気にはマッチしない風貌だけど、彼は若くても大
胆不敵な感じがして、経験豊富なプロの演奏のよう
に聴こえてくる。私、音楽的なことや技術的なこと
は、まったく分からないから、見た目の印象と演奏
とを織り交ぜて心が喜んだ順番で勝手に審査させて
もらうとすれば、3番目の女性がトップだった。し
かし、私の審査はみごとに外れ、優勝したのは、4
番目の日本人女性だった。
それにしても、ピアノコンクールを鑑賞するのが、
こんなにも楽しいとは思わなかった。若い出場者た
ちの人生の中間点での努力の集大成とエネルギーが
演奏に込められていて、この本選全体がその一人一
人のストーリーを公開する舞台劇のように感じる。
出場者たちが、どのような経緯を経てここに来たの
かは、まったく知らないが、彼らの態度と演奏だけ
でその物語を感じ取れる気がした。そして、もう一
つ魅力的なのは、さながら競馬のように優勝者を予
想する楽しみがあることだ。これは、単なる演奏会
では味わえない醍醐味と言える。
さて、家のCDで、コンクールで演奏された曲を聴く
と、あの「舞台劇」が思い出されて感動が再来す
る。出来得る限り、素敵な思い出ばかりをリピート
する人生をつくって行きたい。

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