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小さい生き方 44

 2018-10-12
AI(人工知能)の特集番組を観ていて、ひとつ、考えさせ
られる話があった。AIをさらに進化させるために、二つの
AIに、それぞれ、詐欺者と刑事のような役割を与えるとい
う。どういうことかというと、一方のAIに、もう一方のA
Iを騙す方法を考えさせる。騙される方のAIには、その騙
しを見破る方法を考えさせるということだ。そして、そのよ
うなプロセスを繰り返し、おこなっていくことで、経験値が
蓄積され、AIがどんどん賢くなっていくという。なるほ
ど、たしかに、賢くなるように思える。だが、はたして、そ
のようなプロセスで進化したAIは、人のためになるのだろ
うか。むづかしいことは分からないけど、AIを、そういう
ふうに育てるより、もっと美しい育て方があるのではない
か。たとえば、双方のAIが、喜ばせ合うことによって、進
化していくような方法はないのだろうか。
人を育てるのも、そうありたい。否定や説教で気づかせるの
ではなく、遊びや楽しい会話で気づかせるようにしたい。た
とえば、食事に行くのでも、楽しくて美味しい食事ができる
だけでなく、なにかテーマを考えてみる。健康でもマナーで
も社会貢献でも、なんでもいい。テーマでお店を選ぶ。そう
することで、会話もテーマにそったものになって、相手が自
然に気づいてくれるかもしれないし、自分も学ぶことができ
る。食事のほかにも、プレゼントを贈ることやコンサートに
行くことなど、ようするに、相手の心を豊かにすることを考
えればいい。そうすれば、おのずと、相手にたいして、思い
やりのある会話になる。それは、相手にも伝染する。そし
て、相手の心が豊かになれば、否定や説教なんかしなくて
も、たいがいのことは、良い方向に進むだろう。
そういえば、先日、家内と一緒に、食事会に参加した。その
食事会は、食事をしながら店長と料理長が、和食の食事作法
と料理のコツをレクチャーしてくれるものだった。できあが
った料理を、参加者が自分で盛り付ける実践もあった。食事
マナーも、盛り付けも、調理も、相手のためを想うことが基
本になる。そういう話を、楽しみながら聴くことは、とても
心が豊かになる気がする。滝に打たれたりといった苦しい修
行をしなくても、悟ることはできるのではないだろうか。
しかし、そのうち「振込め詐欺」も、AIがやるようになる
のではないか。対策を考えても考えても、また、AIは新た
な方法を考え出して、電話をかけてくる。そうして、AIの
経験値が上がっていけば、お年寄りだけでなく、すべての人
にたいして「振り込ませる」テクニックを持つようになるの
かもしれない。それこそ、AIが、配偶者にまで、成り済ま
すようになれば、間違いなく私は振り込んでしまうだろう。
なぜなら、私にとって、配偶者の命令は絶対だからだ!。
まあ、そもそも、振込むもなにも、つねに多くても数万円し
か所持することを許されていない私は、たいした被害は受け
そうにない。逆に、家内にたいして、AIが、私に成り済ま
したとしたらどうだろう。ああ、その場合は大丈夫だと断言
できる。なぜなら、家内は私の話は聞かない。

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