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小さい生き方 47

 2018-11-02
NHK番組、ハートネットTVで盲ろう者が取り上げられてい
た。盲ろう者とは、視覚と聴覚の両方に障害がある人たちの
ことだ。番組では、盲ろう者に、通訳の方が同行していた。
通訳の方法は、とても変わっている。当然、喋るわけではな
いし、見えないから、手話でもない。通訳者が自分の指を、
盲ろう者の指にトントンと軽くタッチして、言葉を伝えてい
く。やさしく手を握って、指から指へと言葉が運ばれて行く
様子は、とても愛情に満ち溢れている。ちょっと大げさかも
しれないけれど、世の中に、こんな素晴らしい仕事があるだ
ろうかと思うほどだった。もしかしたら、私も、通訳者にな
ることがあるかもしれないから、指先の手入れだけは、心が
けておこう。
手もとを美しくしておきたい。フェチかもしれないが、素敵
な手もとを見ると、すこしドキドキする。だから、できれば
自分もそう思われたい。かと言って、たいした努力はしてい
ない。毎日、保湿クリームと日焼け止めを塗るだけだ。ボー
ルペンとシャープペンは、ほんの少し、いい物をつかってい
る。自分はいつも相手の手もとを見るから、相手もそうだろ
うと思っている。素敵な手もとや手ぶりを見ると、気持ちが
いいから、相手もそうかもしれないと考えている。手の使い
方も美しさのひとつだ。たとえば、レジで釣り銭を受け取る
ときに、両手で受け取るようにしている。レジ係の人の心
が、ほんの一瞬でも暖かくなれば嬉しい。ぞんざいに、もぎ
取るように釣り銭を取られたら、クシャクシャのお札で支払
いをされたら、人を嫌いになるかしれない。仕事が楽しくな
くなるかもしれない。少なくとも、いい気分はしないだろ
う。
上品な客になりたい。仕事をしてもらうことに感謝しなが
ら、それを態度にも現していきたい。「嬉しい」「楽しい」
「良かった」「美味しい」「素敵」「いい感じ」、いい言葉
を出し惜しみなく使いたい。そんな、小さなことが世の中を
良くする気がする。少しくらい不快なことがあっても、気に
しない。機転を利かせて、自分もまわりも明るくしたい。自
分の思い通りになることなんて、少ない。ならなくても楽し
く生きれる方法を考えていけばいい。
ところで、先日、ジュエリーの展示会に行ってきた。家内が
職場で招待券をもらってきたからだ。美しい指輪、きらびや
かなネックレス、センスのいい時計などが、ところ狭しとな
らべられていた。もちろん、見て楽しむだけだ。とても私が
手を出せる値段ではない。店の人が近づいてこないように
と、呪いにも近い祈りを、心の中で唱えていた。思うに、
100万円のジュエリーと、1万円のそれとの違いはなんだろ
う?。付けない私が論ずる資格はないかもしれないが「優越
感」ではないだろうか。まあ、なんにしても、私が入り込む
世界ではない。うちの家内には、他のことで優越感を満足さ
せてもらうことにする。こんなのは、どうだろう。
「うちは、エサ(小遣い)をじょうずに、両手で受け取るペ
ットを飼っているのよ、オホホホッ。」
ダメだなこれは・・・・
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